公開セミナー「食を通じた地域づくり」を開催しました

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余市町において進められている、食の魅力を生かした地域プロモーションの動きをさらに強化するために、2025年1月22日に「食資源」×「地域振興」について学ぶ公開セミナーを開催しました。町民や余市の食に関心のある方など60名が集まり、活発な議論が展開されました。

基調講演では、北海道栄養士会の加藤常務理事から、三笠市で進められている「食街道づくり」の取組みや、カナダ・オカナガンでのワインイベント等の事例が紹介されました。続く話題提供では、町教育委員会の浅野教育部長から「三平汁」をはじめとした余市町の郷土料理について、余市町地域おこし協力隊の蔓木さんから余市町の水産資源の課題と今後の協力隊活動の取組について、北海道農政事務所の岡部課長補佐から農林水産省の食育関係予算とその活用事例および食育関係情報をまとめた農政事務所の特設サイト「食育ひろば」等について説明がありました。

会場では、余市水産博物館で2024年12月15日まで開催されていた企画展「Wine ～ワイン造りの歩みと現在～」で展示されていた解説パネルの一部も展示され、多くの参加者が足を止めていました。

セミナー概要

日時：2025年1月22日(水) 13時30分～15時30分
会場：余市町中央公民館 301会議室
主催：余市町
共催：余市町教育委員会、余市町食育推進会議
内容：
- 開会挨拶（齊藤啓輔町長）
- 基調講演：「食を通じた地域づくり」(北海道栄養士会・加藤由美子常務理事)
- 話題提供1：「余市町の食文化と歴史」(余市町教育委員会・浅野敏昭教育部長)
- 話題提供2：「水産資源からみた余市町」(余市町地域おこし協力隊・蔓木勇波さん)
- 話題提供3：「食育に関する支援策」(農林水産省北海道農政事務所・岡部雅信課長補佐)
- 質疑応答・意見交換
- 閉会挨拶（余市町食育推進会議・谷定子会長）
参加人数：約60名 (登壇者含む)

参加者募集チラシ

セミナーの様子

齊藤町長による挨拶

北海道栄養士会・加藤常務理事による基調講演

余市町教育委員会・浅野教育部長による話題提供

余市町地域おこし協力隊・蔓木さんによる話題提供

北海道農政事務所・岡部課長補佐による話題提供

余市町食育推進会議・谷会長と「よいち食改フレンドの会」のみなさんによる挨拶

余市水産博物館の企画展「wine」の解説パネル

セミナー会場のようす

セミナー参加者アンケートの結果

セミナー終了後、参加者に対してアンケートを実施し、34名の方から回答をいただきました (回収率 56.7%)。いただいた内容は、今後の施策検討に生かしてまいります。

参加者の年齢・性別

	男性	女性	小計 (割合)
49歳以下	2	5	7名 (20.6%)
50歳～64歳	5	6	11名 (32.4%)
65歳～74歳	3	3	6名 (17.6%)
75歳以上	0	7	7名 (20.6%)
無回答	1	2	3名 (0.9%)
小計 (割合)	11名 (32.4%)	23名 (67.6%)	34名 (100.0%)

食生活の状況（あなたは1日に2回以上、主食・主菜・副菜をそろえた食事をとっていますか。）

	ほぼ毎日とっている	週に4～5回	週に2～3回	ほとんどない
人数 (割合)	25名 (73.5%)	6名 (17.6%)	2名 (0.6%)	1名 (0.3%)

食生活で重視すること（あなたは、ふだん食品や料理を選択する際に何を重視していますか。）

(複数回答)	人数 (割合)
準備の手間がかからないこと	11名 (32.4%)
小分けで使いやすいこと	6名 (17.6%)
価格が安いこと	15名 (44.1%)
近隣で生産されていること	13名 (38.2%)
環境に配慮されていること	10名 (29.4%)
おいしいこと	27名 (79.4%)
栄養バランスに配慮されていること	22名 (64.7%)
日持ちがすること	6名 (17.6%)

セミナーの満足度（今回のセミナーはいかがでしたか。）

	人数 (割合)	その理由 (一部抜粋)
満足	17名 (50.0%)	食は様々な場面で重要な要素となっているにもかかわらず軽視されがちですが、その重要性や可能性を再認識できるような内容でした。今回のセミナーを聴いた方々が周囲の方々に伝えていき広がっていけば良いなと思いました。町長のこれまでのワインを通しての活躍を知ることができたこと。これからの発展に期待します。食べ物が身体を作ると申します。その様なお話に触れて嬉しかったです。今後の食生活について参考になる情報がたくさんありました。余市町の食について様々な視点からのお話が聞けて大変勉強になりました。
やや満足	14名 (41.2%)	食育セミナー大変いいと思いました。地域おこし協力隊の方の活動をもっと知りたかったです。農水省担当者からのお話がとても参考になった。またお話の機会をよろしくお願いします。テーマがたくさんありすぎて時間不足。食育に関して幅広い年代の方が興味を持っていることがわかり、今後の余市産品のブランディングやPRの方向を話合いできればよいと思いました。余市の食の可能性、そして地域づくりにもつなげられるということがわかりました。さらに食育の話をもっと聞きたかったです。食と地域づくりを意識した実際の余市町の取組も聞けたら良かったです。
やや不満	2名 (0.6%)	余市町で生産された物を使ったらこんな調理が出来る等の話が聞けるかなと思ったが、残念です。食の安全のこと、日本の食料自給率のことをテーマにしてほしかった。
不満	1名 (0.3%)	何を伝えたいのか大きなテーマが伝わってこない、単に食材が豊富なことを伝えたいだけではないか。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部農林水産課
〒046-8546 北海道余市郡余市町朝日町26番地
電話：0135-21-2123（直通）