余市町は、札幌から1時間で行ける距離にありながらも自然溢れる豊かな町です。
町内にはスーパーやコンビニはもちろん、大手ホームセンターやドラッグストアなどがあり生活に不便はありません。30分圏内の近隣のまちには、映画館や水族館、大型ショッピングモールなどがあり週末の家族でおでかけスポットも充実しています。
町内には民間の不動産業者が管理する借家が充実しており、場所・家賃など条件に合うものを簡単に見つけることができます。家賃は、4万~6万程度の物件が多く、一軒家から1人暮らし用のアパート等、様々なものがあります。その他、町内に土地を購入し、住宅を建てる予定のある方に対して最大200万円の補助金を交付しています。
町営住宅の入居募集は、居室の空き状況をみながら年に3回程度(4月、7月、10月)に公募いたします。町内に住所があることが入居の原則ですが、町外から移住される方については、町内に勤務場所があれば入居可能です。(申請時に証明が必要になります。)その他にも入居に関して要件がありますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
町内には観光スポット、海水浴場や市民農園など休日に楽しめる場所がたくさんありますが、近隣の市町村まで20~30分程度で移動できる為、他の町の観光スポットめぐりやレジャーなども気軽に楽しむ事ができます。
単身世帯 (借家) |
夫婦世帯 (借家) |
家族4人世帯 (新築) |
---|---|---|
・家賃(駐車場代含)4~5万円 | ・家賃(駐車場代含)5~7万円 | ・住宅ローン 6~7万円 |
・水道代 4千円程度 ・その他光熱費 7~9千円 |
・水道代 6~7千円 ・食費 6~7万円 |
・水道代 1万円程度 ・食費 7~8万円 |
・食費 3~4万円 | ・その他光熱費 1万3千円程度 | ・その他光熱費 2万円程度 |
- | - | ・保育料 2~3万円 |
合計 8万1千円~10万3千円 | 合計 12万9千円~16万円 | 合計 18万円 ~21万円 ※固定資産税 年間10万円程度 |
※冬季はこれに暖房費(1~2万円/月)程度が加算されます。
※あくまで目安の金額であり、生活実態によって異なります。
平成30年に余市~小樽間に高速道路が開通しました。これによって、札幌までは約60分、新千歳空港まで約100分で行けるようになり、都市部へのアクセスが格段に向上します。
また、人の移動だけではなく、農水産業の振興の面においても、高速道路の整備により輸送時間が短縮されることから、産物の鮮度を保ったまま遠隔地へ出荷することが可能になります。産地にとって出荷圏の拡大は出荷先の分散による価格や販路の維持など、様々な可能性が拡大することになり、日常のお取引やお買い物の幅が広がります。
さらに、高速道路の開通により、医療面でのサポートも一層充実し、安心な暮らしを送ることができます。救急医療の現場では、一刻も早く医療機関に搬送し、治療することが重要です。高速道路が救急医療活動や医療機関同士の連携の強化に果たす役割になることも期待できます。
町内には保育所や幼稚園、小中学校が多数あり安心して子育てができる環境が整っています。本町の小・中学校では全ての学校で自校給食式を導入しており、いつもあたたかく、美味しい給食を食べることができるほか、余市町の自然環境を生かした特色ある取組が実施されており、子どもたちはのびのびと成長することができます。
●保育所(園)…3 ●幼稚園……3
●小学校……4(うち単式学級3、複式学級1)
●中学校……3 ●高等学校……2
●特別支援学校……1
余市町はりんご、なし、ぶどう、ワイン用ぶどうの生産量が全道1位を誇る果樹のまちであり、「北のフルーツ王国」と呼ばれています。また、ミニトマトなどの施設野菜の栽培も盛んに行われています。
町では新規就農される方に対して農業研修制度や研修期間の家賃助成など支援を行っています。あなたもこの町で農業をはじめてみませんか。
北海ソーラン祭り
浴衣姿の町民によるソーラン踊りのパレードのほか、ソーランふれあい広場や花火大会など多様な催しが2日間にわたって開催されます。味覚の祭典
旬の海の幸・山の幸、そしてもぎたてのフルーツが格安で提供されるほか、全国から1,000人以上の市民ランナーが健脚を競う「味覚マラソン」が開催されます。仕事が休みの日は町内の果樹園でサクランボやリンゴの選別作業を手伝ったり、地元の仲間と山菜を採りに山を歩いたり。余市にはあたたかい人が多いので、職場以外でもすぐに友達ができました。驚くほど雪質のいいスキーリゾートが日帰り圏内にいくつもあり、平日でも仕事が終わった後にナイタースキーを楽しむことができます。
町内を少し歩くだけで、真っ赤なリンゴが木に実る様子やブドウ畑が広がる丘など、感動的な風景がいっぱいあるのがすごいなと。買い物などで不自由することはなく、野菜や魚介も安くて新鮮。山菜のおいしい食べ方もここで初めて知りました。勉強に打ち込める静かな時間もあり、ここでの暮らしすべてが気に入っています。
移住をきっかけに、農業法人ユナイテッドファームズに入社。現在は創業者から会社を引き継いでいます。自社農園で生産するブルーベリーやラズベリーを全国の物産展に出品したり、ワイナリーの実現に向けてブドウ栽培を手がけたり。また、国道5号線沿いのクレープショップ「フルティコ」やイタリアンレストラン「ヨイッチーニ」も展開。このエリアで最も交通量の多い場所なので、沢山のお客様に立ち寄って頂いてます。
ワイナリーが完成したら、次の夢は余市を「食とワインのリゾート」にすることです。平成30年には高速道路が開通し、札幌をはじめ空港や道内各地からのアクセスがさらに良くなります。今、注目されているワインツーリズムやアグリツーリズムとともに、アクセスの良さは余市の発展に間違いなく追い風になるでしょう。料理とワインが楽しめるエリアとして余市が盛り上がって行けるよう、その一翼を担えたらと思います。
尚子さん「余市に移住したのは長男が生まれる直前でした。余市には出産できる病院がありません。でも、小樽の産院まで車で30分。不安はありませんでした。その後、次女も生まれました。余市は幼稚園が多く、小学校も4つあります。農業=田舎暮らしというイメージでしたが、教育環境は充実しているので不満に思うことはありません。」
尚子さん「以前は一人で子育てしている感覚がありました。でも、余市では家族みんなで地域の中にとけ込みながら子育てをしています。移住者も地元の人も分け隔てなく仲が良く、地域の行事も盛んなのがいいですね」。岳人さん「大企業なら有給休暇もありますが、農業は冬も忙しく、なかなか旅行にも行けません。それでも、すぐそばにいつも家族がいる。求めていたのはまさにこの生活です。家族の時間、地域とのつながり、余市で得たものは計り知れません」。
伸び代が無限にあることですね。就農後、自分の畑が成熟するまでの3年は、周辺の生産者から購入したブドウでワインを醸造していました。余市産ブドウはレベルが高く、ワイン醸造にとって非常に恵まれた土地です。それにもかかわらず、不思議なほどワイナリーが少ない。これから、ワイナリーが増えるとおもしろい地域になるのではないでしょうか。
ここのように小規模でもワイナリーが増えることで、それを味わうレストランが増えたり、宿泊施設ができたり、ブドウ畑を見に人が訪れたり、ワインを通じて相乗効果を生むことができたらうれしいですね。この地に夢を抱いてやって来た者として、将来、子どもたちがこの地域で跡を継ぎたくなるそんな環境を作ることも役目だと思っています。
お店はブドウ畑が広がる登地区につくりました。ここを訪れたお客さまには、この地の食材を使った料理と一緒に、この地で醸造されたワインを味わっていただきたいと考え、レストランだけではなく宿泊もできるオーベルジュスタイルのお店にしました。余市には宿泊施設がまだまだ不足しています。だったら自分でつくってしまおうと。
その日使う食材をその日に、生産者さんを回りながら集め歩く。山に行き、畑を巡り、海にも寄る。仕入れには今まで以上に時間がかかりますが、そういう仕事のやり方を求めてここに来ました。お客さまが「あぁ、余市に来た!」と実感できる料理を提供して行きたいですね。世界と戦えるレベルの農作物とワインがこんなに近くにあるなんて、すごく幸せなことだと思います。