余市町でおこったこんな話 その38「ニッカウヰスキー女子野球部」

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昭和41(1966)年4月、ニッカウヰスキー女子野球部(準硬式)が創立されました。チームは日本女子野球協会加盟チームの三共、サロンパス、白元、リコー時計の4社に加わってリーグ戦を戦うほか、お得意先との親善試合を通して企業のPRを行いました。女子野球の協会がその後縮小したため2シーズンのみの活動期間でしたが、華々しい戦績を残しました。
メンバーは全国の中学、高校のソフトボール選手から選抜された精鋭15名と、後に他企業のチームから移籍した選手が加わって構成されました。
4月に開幕した春季リーグ戦は愛知県豊橋市を皮切りに、その後太平洋沿岸を転戦し、翌月、山梨県の富士吉田市で最終戦が行われました。結果は11勝1敗で強豪サロンパスチームが4年連続で優勝し、リーグ初参加のニッカチームは4勝7敗1分で3位とまずまずの結果を残しました。
下の写真は昭和41年8月6、7日の2日間にわたってニッカウヰスキーグラウンドで行われた北海道知事杯争奪戦の開会式の様子です。当日は3千人を超える人々が観戦し、竹鶴工場長が招いた自衛隊真駒内基地の音楽隊30人による演奏が開会式に華をそえました。参加チームはニッカウヰスキー、サロンパス、三共、白元の4チームで、ニッカは白元から移籍したリーグ唯一の道産子村上投手を中心に、長身のエース大和田選手を擁する強豪三共チームと初戦を戦いました。試合は両者無得点で4回まで進みましたが、5回2アウト2,3塁からタイムリー安打を打たれて2点を失い、その後も1点を追加され惜しくも0対3の惜敗を喫しました。決勝戦はサロンパスと三共が対戦し、4対0でサロンパスが3年連続の優勝を勝ち取りました。
その年の最終公式戦「第16回東京都知事杯争奪戦」でニッカは決勝戦に駒を進め、強豪サロンパスと神宮第二球場で対戦しました。チームとフィットしてきた村上投手はその試合、絶好調でした。
ニッカは4回に先取点をあげます。1アウトから安打と敵失で満塁とし、次打者の内野ゴロの本塁への送球がショートバウンドとなる間に貴重な1点をもぎとりました。
1対0で迎えた最終回までサロンパスはノーヒットでした。最後の攻撃も2番から始まる好打順でしたが、2番打者センターフライ、3番打者ショートフライで2アウトとなりました。4番打者はエラーで出塁を許しましたが最後の打者をセンターフライで打ち取り、ニッカ村上投手はノーヒットノーランを達成、チームに栄えの都知事杯をもたらして、この年のシーズンを終えました。

写真:参加チームの表敬訪問(役場前)

写真:参加チームの表敬訪問(役場前)

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