日本海沿岸の津波浸水想定
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北海道では東日本大震災の発生を踏まえ、最大クラスの津波を想定した「新たな津波浸水想定」を公表しました。最大クラスの津波とは、数100年から1,000年に1回程度の頻度で発生し、影響が甚大な津波を想定しています。
これまでの経過
●平成23年3月 東日本大震災発生
●平成26年5月 町が防災ガイドマップを発行
●平成26年8月 国が最大クラスの津波断層モデルや津波高を公表
●平成29年2月 北海道が「日本海沿岸の津波浸水想定」を公表
津波浸水想定の考え方と特徴
●津波浸水想定の考え方
(1)国が示した津波断層モデルを基本に、北海道南西沖地震津波の経験等を踏まえた視点を加え、日本海沿岸へ最大クラスの津波をもたらすと想定される地震として、15の津波断層モデルを選定
(2)各市町村ごとに、浸水状況に影響を及ぼすと考えられるモデルを選定し、津波浸水シミュレーションを実施
●日本海における地震・津波発生の特徴
(1)地震の発生頻度は高くないこと
・地震平均発生間隔(北海道周辺):日本海側500~3,900年、太平洋側11~83年
(2)太平洋沿岸に比べ、震源となる断層が短く、陸域に近いこと
・津波到達までの時間が早く、津波が高くなる傾向にある
【参考】
津波浸水想定の考え方に関する資料(平成29年2月9日北海道防災会議地震専門委員会資料)(1855KB)
余市町における津波想定
●代表地点における津波想定
代表地点 | 津波第1波到達時間 | 津波水位(標高) |
余市本港(旧河口漁港) | 29分 | 2.7メートル |
余市港 | 27分 | 2.4メートル |
●町内の最高津波水位 5.8メートル(オトドマリ岬付近)
●町内の浸水想定面積 80ヘクタール
津波浸水想定を踏まえた防災対策
●町では、この度の津波浸水想定の見直しにともない、避難所の見直しや防災計画の改定を行うとともに、防災ガイドマップを修正し、新たな津波浸水想定を周知することにより警戒避難体制の整備を図ります。
この記事に関するお問い合わせ先
総務部 総務課 危機管理対策室 防災係
〒046-8546 北海道余市郡余市町朝日町26番地
電話:0135-21-2142(直通)FAX:0135-21-2144