「第2次余市町子どもの読書活動推進計画(素案)」パブリックコメントの結果について

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「第2次余市町子どもの読書活動推進計画(素案)」について、町民等の皆様からご意見等を募集したところ、4名の方から15件のご意見等が寄せられました。貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

なお、ご意見等の概要およびご意見等に対する余市町の考え方については次のとおりです。

意見募集期間

令和2年11月26日(木)~12月26日(土)

計画などの名称 提出された意見等 担当課

第2次余市町子どもの読書活動推進計画

(素案)

15件

社会教育課

提出された意見等 

No. ご意見の概要 ご意見に対する余市町の考え方 区分
1
電子図書館に関しては、我国では著作権法制度の対応が流動的、途上であるため、既に検討されているかも知れませんが、当面は地域資料の整備や独自のコンテンツなどに焦点を当てる方が現実的と考えます。 地域のデジタル資料の整備はもちろん重要ですが、非来館者へのサービスとして、一般的な電子図書についても急務と考えます。電子図書館の導入により、教育環境と読書環境の整備を行い、いつでもどこでも利用可能なサービスを提供するべきと考えます。
2 園(乳幼児)については、ブックスタートを着実に進められている様子で、フォローアップとして園(乳幼児)の読書活動まで効果的に構築していくことができると期待します。 ご意見のとおり、乳幼児期からの本との触れあいの時間は今後の読書習慣に繋がっていく大事な取組ですので、継続して実施していきたいと考えております。
3 学校については、2校に司書教諭を配置し、併せてボランティアとの連携や支援を進めており、連携が課題と認識されているようです。現在の学校図書館法に大きな変更がない限り、将来的には学校司書の配置と整備が求められます。学校司書は、現行法制では任意規定ですので、①配置しない、②ボランティア、③非正規職員配置、④正職員配置、⑤公共図書館職員の5つの類型が見られます。余市町は、①+②の方針のようです。③は、学校司書の法制度化により増加しています。④は、高校など都道府県立の学校図書館に比較的多く見られます。⑤は、法制度化前の時期に公共図書館が学校図書館の整備に関わった自治体に見られます。余市町は、将来的に③、④、⑤のいずれかに進むとしても、素案にあるように地域住民やボランティアの皆さんの理解、協力、連携が必要であることは変わりません。また、素案にありますとおり、相談・調整・養成などの項目は大事になるので組織化や主要な施策にする必要があります。 ご意見のとおり、学校司書はとても重要な役割と認識しておりますが、現状で予算化は難しいため、図書館職員や地域ボランティアが連携し、学校との情報交換を行いながら、できる限り対応していきたいと考えております。
4 学校図書館が機能すると、ICTを活用しながら「主体的・対話的で深い学び」を学習活動と読書活動を相互作用的にまで引き上げ、「カリキュラム・マネジメント」と「社会に開かれた教育課程」が広がると考えます。このことは、学校を卒業した子どもが社会に出て、公共図書館のリテラシーと親和性、活用する未来を創るものです。 ご意見のとおり、学校図書館は子どもたちが、たくさんの本に触れることが出来る大事な場所であり、そこで読んだり調べたりした経験が、大人になってから、図書館の利用につながると思います。学校図書館をよりよく機能していくためには、図書館のみならず、PTAや地域住民の協力が必要と考えますので、ボランティアの育成・支援を行ってまいります。
5 第3章 3 学校
「全小学校でのブックイベント~高まった」とある点について
ここ数年のブックイベントの取組は、たいへん効果的だと思います。
いつもより気軽に本を手にとり、見つけた本をかかえて、集中して読み始める姿はなかなか良い景色です。
本を好きな子はもちろん、ふだん、あまり熱心ではない子にも刺激になっています。
現在は年1回のようですが、年に2回、または学期ごとに1回…と回数を増やしていく方向でご検討下さい。
準備その他いろいろ大変でしょうが、そんな時こそ、ボランティア活用の良い機会になるかと思います。
ご意見のとおり、ブックイベントは子どもたちが本を身近に感じられる重要な事業だと感じております。現在は、学校からの要望により、年に1回~2回行っておりますが、回数については、要望があれば増やしていくことも可能です。 C
6 第3章 4 図書館
「アニマシオンの研修会」や「絵本作家を招いてのワークショップ」に参加経験のある者として、ひと言。
どれも、たいへん貴重な機会であり、大いに満足する内容でした。今後も是非続けてほしいです。また参加することを楽しみにしています。
今とてもはまっている「ヨシタケシンスケ」氏が余市に来る…なんて、無理でしょうか。
ご意見にあります、研修会やワークショップは、推進計画に基づき、今後も行っていきたいと考えております。ヨシタケシンスケ氏を、とのご要望には、現在大変人気な作家さんですので、お応えできかねるかと思いますが、出来る限り皆様にとって興味深い内容のワークショップを開催できるよう、考えてまいります。
7 第4章 2 子どもの読書活動の推進に向けた働きかけについて
推進項目(1)~(3)のすべてについて、大いに進めるべきだと考えます。
以前、「図書館友の会」のような組織があると聞いたように思いますが、実態が見えず、活動の様子がわかりません。(ブックママとの連携は耳にしたことがあります。)
コロナ禍の今しばらくは実現も難しいでしょうが、例えば、“図書館コンシェルジュ”のような存在が、誰の目にも見える形で活動するような余地があるのではないかと思います。(イメージとしては、“病院案内ボランティア”)
全世代の心地よいスペースとしての図書館(ハード)・来館者と本をつなぐボランティア(ソフト)両方の充実をめざしてほしいと思います。
有志による「図書館友の会」がありましたが、長い休会のうえ、解散しております。また「図書館コンシェルジュ」については、現状、司書が中心となっておすすめの図書や、館内の案内などを行っております。推進項目のとおり、ボランティアの育成・支援を目ざして、協力体制を築いていきたいと考えております。
8 資料 P45の末尾
最近の子どもたちは「語彙力が少なく、読解力が低い」傾向
P46の末尾
何度も同じ本のお気に入りの~発信してほしい の2点について
どちらにも、全く同感です。
低学年の子どもたちと接していると、幼稚園・保育園それぞれで、たくさん読み聞かせをしてもらっているはずなのに、その割に言葉の力や感性が十分には育っていない印象です。
①その子が心を許した人が、②その子のためだけに、③その子のペースに合わせて、④直に、読み聞かせるという形での経験が、むしろ少なくなっているからではないか、と感じています。
例えば、児童書の配架を変えて、“小上がり”のような3畳くらいのスペースがあったら、膝に乗せての読み聞かせも出来るでしょうか。
子どもたちの語彙力や読解力を高めていくためにも、子どもが活字と関わる機会を増やす取組みが必要と考えます。子どもにかかわるすべての人と図書館が連携し、様々な取組みを行っていきたいと考えております。
なお、膝に乗せての読み聞かせについては、児童書の配架を変えて、場所を確保することは難しいですが、お話しコーナーで行うことが出来ますので、ご利用いただきたいと思います。
9
⑨ボランティア団体とのネットワーク化、連携と協力という言葉がでてきますが、町内のボランティア団体の情報が集まる社会福祉協議会などと情報交換をするとよいと思います。福祉関係のボランティア団体でも本とのつながりを希望したり今の図書館がやっていない本と関係するボランティア活動ができると思います。 計画(素案)に基づいて、推進項目を進めながら、ボランティア団体とのネットワーク化を進めていきたいと思います。
10 計画の目的として、第1次の計画による取組みを実施し、成果の分析、課題を受けとなっているが、その分析の良し悪しも含めた結果がどうだったのかが示されていないのは残念です。 第1次では31項目の具体的な取組みを計画し、そのうち26項目を実施しましたが、おおむね良好と判断しております。未実施の事業他については、新たに内容を見直した上で第2次計画に盛り込んでおります。
11 この計画の対象が、0歳から概ね18歳であるが、高校生世代への活字離れはどこの図書館も課題としているが、今回の計画のどの取組みが該当するのですか。 推進項目の中に盛り込まれているように、学校からの要望による出前図書館やインターンシップをはじめ、図書委員会との交流が該当すると考えております。
12 コロナにより、直接本を手に取ってじっくり選ぶことがとても難しく、寂しく感じていますが、今後は電子図書館が益々増えていくと思いますが、どのように増えていくのですか。児童書は多く購入する予定はあるのですか。 紙の本と同様に、司書が年次計画に基づき選本、購入いたします。児童書に関しても、他ジャンルとのバランスを考え、計画のとおり購入していく予定です。なお、電子図書は2年間で使用する権利がなくなるものもあり、大きく増えていかない場合も考えられます
13 ブックスタート事業の充実とは、具体的にどのような事業内容が充実されるのですか。 参加された方にお渡しする資料(絵本リストなど)を充実していきたいと考えております。
14
具体的な取組み、3の推進目標で「時代に即したサービスの提供が求められています」と記載されていますが、推進項目のどの事業が該当し、具体的な内容を知りたいです。

推進項目にある、「ホームページ、SNSを活用した最新情報の提供」が該当します。スマートフォンなどの電子機器を所持している子供が増加しているため、電子図書館やSNSを活用し、図書館の最新情報を提供したいと考えております。
15 第1次計画と比較して見て、新しい取組みが多く載っており、努力をされたのだと感じます。また、実際に5年間ですべてを取組むことは、職員は大変だと思いますが、職員の方々の頑張りに期待します。 計画(素案)に基づいて、推進項目を進めながら、読書活動の推進に取組んで行きたいと考えます。
「ご意見等に対する余市町の考え方」のA~Eの区分
区分 意見等の反映状況
A ご意見等を受けて計画等の案を修正したもの
B 計画等の案とご意見等の趣旨が同様であるもの
C 計画等の案を修正していないが、今後の施策の進め方等の参考とするもの
D 計画等の運用にあたって参考となる情報提供
E 計画等の案に対するご質問等

※「第2次余市町子どもの読書活動推進計画」につきましては、余市町ホームページにおいて公表しています。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 社会教育課 余市町図書館
〒046-0011 北海道余市郡余市町入舟町413
電話:0135-22-6141(直通)FAX:0135-23-7660

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